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子ども向けの文章教室を始めたわけ
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「ライターとして、キャリアカウンセラーとしてできること」のひとつとして、堺筋本町駅そばで「ライティング教室あすとれ」を運営しています。
子どもの習い事ランキングにまず出てこなさそうな(笑)「文章教室」をなぜわざわざ始めたかと言いますと……。
7年前、キャリアカウンセラーとして大学のキャリアセンターで就活生のサポートをしていた時。学生さんは、エントリーシートなどに自己PRや志望動機などを書いた上で添削依頼に来るわけですが自分では書けず、白紙状態の学生さんも割といました。
インタビューをするように質問を投げかけ、さらに掘り下げて聞いていくと体験や思いをどんどん話してくれるんです。それを取材メモのように書き出し、「ほら、こういうことを書けばいいんだよ」と見せると
「一人じゃ浮かばないんです」「今みたいに質問してくれたら話せても、文章で書くのは苦手です」などの回答がありました。
キャリアセンターの方と相談して、自己PR・志望動機の書き方セミナーなどを開催するとコツをつかんで書き始めてくれる学生さんも出てきました。
とはいえ大学生の様子をみていると、授業に部活やサークル、アルバイトや留学、インターンシップなど、やることがいっぱい! 限られた時間で就職活動を行う中、急に「文章力をつけよう」といわれてもそこまで時間と労力を割けないだろうなと感じたのです。
「もっと早くから学んでいたらギリギリのタイミングで苦労しないのに」と、小学生を対象に2014年から夏休み限定イベントとして「読書感想文ワークショップ」などをはじめたのがきっかけです。
イベントに来た時は「えー、作文きらい!」と言っていたお子さんが「楽しかった、来年もまた来るね」と言ってくれるのが嬉しくて。
夏休みの宿題だけでなく、「読む力」「コミュニケ―ション力」など、幅広く国語力を身に着けてもらえればと、「ライティング教室あすとれ」をスタートしたわけです。